以前は愛知県で「高校をやめたい」気持ちでいても何とはなしに通学してかけがえのない年月を過ごしてしまった方が大半でした。
今は、自宅で高校卒業資格を目指せる通信制高校が愛知県でも評判です。
国内の高校生およそ330万人の中、通信制高校を選択する人というのはおよそ20万人です。
入学するのに学力考査をしない通信制高校も珍しくなく、愛知県でも年間何回かの入学可能時期を設定する高校もあるため自分の都合で入学できます。
家にいながら通信で行うカリキュラムなので、就職している人だけでなく、自宅待機中の方も高校卒業の資格をマイペースで目指せます。
学費は全日制の高等学校の半分以下であるところが多数あります。高年収世帯でなければ高等学校等就学支援金の対象となり得るため実質無償となります。
全国に通信制高校は約250もあります。
それぞれが個性的な高校ですので、まずは以下のチェック診断であなたに合った通信制高校を見つけてみてください。
一方で「高認」等と呼称される「高等学校卒業程度認定試験」は高等学校を卒業した人と同じくらいの学力があることを認定するもので最終学歴は中学卒業ですが、高校卒業と同じく、大学や各種国家試験の受験資格を得ることができますので、そこを目指すために取る方が愛知県でも多いです。
卒業するための条件は3つあります。3年以上在籍する、74単位以上を習得する、30時間以上特別活動に参加することになります。ただし、通信制高校に編入または転入した場合は、前の学校での在籍期間についても足されます。
狭域通信制高校とはは、入学できるのが学校の所在する都道府県に加えて1都道府県の学校です。主に公立の学校です。公立の通信制高校は都道府県の教育委員会の管轄になるため、入学できる地域が学校のある都道府県と隣の1都道府県だけと限られます。
また、転入・編入については何月でも入学可能な学校も多くなっています。
通信制高校の登校頻度は?(愛知県の通信制高校選び)
公立通信制高校については最低2週間に1回、登校が必要です。
私立通信制高校については学校でさまざまです。週3〜5回登校しなければならない学校もあれば月1〜2回とか、年に3〜5回しか登校しない学校もあります。
通信制高校の進路は?
通信制高校全体の卒業生の内、大学への進学率はおよそ18%程、専修学校への進学率はだいたい20%程、就職するのは約19%程となりますが、全体の数値ですので各々の学校によって割合はかなり違ってきます。
進学課程を設けている学校は進学率が高いですし、就職に向けた資格取得や検定取得のためのコースを設けている学校は就職率が上がります。
通信制高校で専門スキルを習得している場合は就職においても全日制高校より有利になることは愛知県でも少なくありませんし、こうした傾向は顕著になっています。
通信制高校に行く人はどんな人?(愛知県の通信制高校選び)
以前は全日制高校を辞めた生徒や不登校の生徒が通信制高校に在籍するイメージというのが愛知県でもありましたが、今はそのような印象は変化しつつあります。
もちろん、全日制高校を退学した方や不登校の方も多いですが、あえて通信制高校を選択するケースも増加しています。
イラストやデザイン、声優にダンス、eスポーツやプログラマー等という個別を強化した課程が設けられた学校で学べば高校卒業だけでなく専門技術が身につくため先行して専門職の知識を身につけて社会で働きたいと思っている人は通信制高校がフィットします。
さらに専門家が常駐するなど不登校を経験した生徒も手厚く支援する体制が整っている学校も多く、安心して通えるようになったという生徒も多くいます。クラスが難しい生徒は個別指導も可能な学校も
通信制高校は、なぜ人気?
通信制高校が人気になっている要因はいろいろです。
登校が最小限で済む、学費が高くないといった通信制高校独自のシステムで選択する方も多いですし、不登校のサポートがしっかりしている、自分の生活リズムで学んでいけるというような方もいます。
最近では専門課程が充実しているために通信制高校に通う方も愛知県では増加しています。デザイン・イラストからeスポーツや声優にダンス、プログラマー等というジャンルを強化したメニューというのは通信制高校独自のものになります。